B.P.の特色
ベーゼンドルファー、スタインウェイと並ぶ世界3大ピアノメーカーの一つです。
響版が豊かな音色を作り出すという哲学をもって制作を進めます。高いテンションの弦、強固な鉄骨フレーム、総アグラフを採用するなどの製法によって、高い透明度をもつ音色を奏でることができました。音響効果の高い会場での演奏を念頭に設計されているため、音の立ち上がりも早いことがベヒシュタインの特長でした。
しかし、この製法は高音部の音量が弱く、持続性も欠けていたため、大きな会場での演奏では欠点が目立ちました。そのため現在は、ベーゼンドルファー、スタインウェイと同様に、高音部にはカポダスト・バーと称するフレームの一部分を弦と直接触れるように設計したタイプも製造されました。これによって唯一の悩みであった中高音の音量を出すことはできましたが、以前のベヒシュタインが有していた純粋な音質がくすんでしまったと言うピアニストもいます。フレームについては、スタインウェイのフレームにかなり近づいており、戦前に製造されたピアノと、戦後製造されたピアノで分類されます。
グランドピアノより演奏的に劣ってしまうアップライトピアノは、創業者カール・ベヒシュタインがアップライトピアノの製造から始めたこともあり、現在でもアップライトピアノの品質は国際的にもトップクラスの評価を受けています。
2006年には、ドイツで第1回ベヒシュタイン国際ピアノコンクールが開催されました。