ピアノを選ぶ
本格的にピアノに取り組むには、グランドピアノが鉄則です。
ピアノと呼ばれる楽器は、本来グランドピアノについてです。グランドピアノが可能とする多彩な音、豊かな響き、幅広くダイナミックな音、しっくりくるタッチ感・・・こうした特長を兼ね備えているからこそ、作曲家が楽譜に記した豊かな表情を再現することができます。
一方アップライトピアノは、コンパクトに設置できるように弦を縦に張って製造されていて、水平に弦を張るグランドピアノとは表現力に差が出ます。
【ペダル】
グランドピアノの左ペダルは、音量の変化だけでなく、打弦の位置をずらすので音色も微かに変化させることができます。アップライトはハンマー全体を弦に近づけ、ソフトな音を出す仕組みです。
中ペダルは、グランドピアノでは直前に押した鍵盤のダンパーだけが弦から離れるので、その音だけ余韻が残ります。アップライトはハンマーと弦の間に薄いフェルトがおりて音量を下げています。
【アクションの差】
グランドピアノのアクションは、水平に張った弦を叩くので横型です。上がったハンマーが自分の重さで元に戻るので、タイムロスが少なく、トリルなどの素早い連打がスムースにできます。
アップライトピアノは縦型の弦を打つためアクションも縦型です。ハンマーはスプリングで戻す仕組みで、連打には限界があります。
グランドピアノでは1秒間に約14回の打鍵が可能ですが、アップライトピアノでは1秒間に約7回と、半分の速さになります。